鉄分について!

本日は鉄分についてのお話です!

日本人は、鉄分が不足している傾向にあると言われています。また、女性は月経によりさらに不足しやすい状態となります。

今回は、そんな不足しがちな鉄について、どのうように摂取するのがよいかなどお話できればと思います!

鉄分の基準値は、血中ヘモグロビン量として、女性では12g/dL、男性では13g/dLという数値が設定されています。

ヘモグロビンには、酸素を運搬する能力があるため、貧血になってしまうと酸素が全身に上手く行き渡らなくなってしまい、フラフラしたり脱力感を感じたりしてしまいます。また、鉄分が不足することでアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンといった「ノルアドレナリン」の分泌量が減少することも分かっています。ノルアドレナリンは、交感神経に存在するため、ノルアドレナリンの分泌量が減ることでなかなかやる気がでないということも考えられます。
その他の鉄の働きとしては、トリプトファンからセロトニンに変わる際に用いられるというものもあります。以前のブログでもご紹介したように、セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれます。鉄が不足することで精神的な問題が発生してしまうこともあるでしょう。

貧血の方など、鉄分を意識したい際に注意したいのが「カゼイン」です。
カゼインは、以前のブログでもご紹介した通り、主に乳製品に含まれるタンパク質の種類です。カゼインは、鉄の吸収を阻害する働きがあるため、注意が必要です。

鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄という二種類があります。一般的には、ヘム鉄は動物性の鉄であり、非ヘム鉄は植物性の鉄であるとされ、ヘム鉄の方が吸収が良いとされています。しかし、鉄の欠乏が激しい人ほど非ヘム鉄の方が良質な結果を生むとする研究もあり、ヘム鉄も非ヘム鉄もバランスよく摂取することが大切であると考えます。ヘム鉄で言うと、レバーなどのお肉が考えられがちですが、お肉に含まれる飽和脂肪酸は血液をドロドロにしてしまうため、血流が悪くなり余計に鉄が不足してしまうということも考えられます。肉ばかりを食べるのでは
なく、カツオなど魚もしっかり食べた方が良いでしょう。非ヘム鉄に関しては、ほうれん草やモロヘイヤなどがオススメです。

以上のように、鉄が欠乏することで様々な問題が考えられます。今回の内容を参考に、どのような食材から鉄を摂取するかということもぜひ意識してみてください!

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