朝食、食べていない?!

よく、「朝食は食べた方がいい!」と耳にすることも多いと思います。

今回は、朝食を食べないことでどんなデメリットがあるのかについてお話していきたいと思います!

まずは肥満との関係についてです。
「朝食を食べないことでその分摂取カロリーが減り、痩せるのでは?!」
と考えられがちですが、実はそんなこともなかったりします。
当然、カロリーオーバーになれば太ります。しかし、人間が太る際、カロリーオーバーの他に、考えなければならないことがあります。
それはインスリンの過剰分泌です。インスリンは血糖値が上昇した際にそれを下げるために分泌するホルモンですが、そのインスリンは細胞に栄養を届ける働きもあります。朝食を抜くことで血糖値が下がった状態から次の食事をとることでその血糖値は急上昇します。するとインスリンはより多く分泌されやすくなり、それだけ脂肪細胞に栄養を届けやすくなる、つまり太りやすくなってしまうのです。
また、朝食を抜くことで過度な空腹状態となり、昼食や夕飯でドカ食いしてしまい、結果的にカロリーオーバーとなってしまうことも考えられます。

次は健康との関係についてです。朝食を抜くことで当然その分栄養が不足してきます。ただでさえ、現代の日本人はお菓子などの影響で栄養が不足しがちであると言われています。三大栄養素はもちろん、ビタミンやミネラルといった微量栄養素も朝食を食べてしっかり摂取する必要があります。
さらに、グルタミンやアルギニンといった免疫に関わる栄養が不足することによる免疫の低下も考えられます。

最後にカタボリック(筋分解)との関わりについてです。栄養が入ってこないことで当然筋肉は分解されやすくなります。
また、朝起きた時というのは睡眠中に栄養が入ってこないことから血糖値が下がりやすい状態にあります。その血糖値を正常に戻すためにコルチゾールという「カタボリックホルモン」と呼ばれるホルモンが副腎皮質から分泌されます。
つまり、朝食を食べないことでより筋肉が分解されやすい状態となってしまうのです。

以上のように朝食は人間の身体にとって非常に重要な役割を果たします。
お仕事などで時間がなかなかとりにくい方も多いかとは思いますがぜひ朝に食事をとるということを習慣化できるように意識して頂ければと思います!

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