幼少期に運動神経を向上!

今回は、幼児期における運動神経を向上させるアプローチについてお話していきたいと思います!

そもそも運動神経とは、脳から運動の指令が筋肉まで送られる情報の通り道のことを言い、全ての人が持っているものです。運動神経を育むということは、脳の様々な運動の神経回路を作り、強くするということであり、これにより身体の動かし方や思いどうりに動作するということが身につくようになります。
特に、5〜6歳くらいまでに急激に運動神経が発達し、その人の約80%の運動神経が完成すると言われています。つまり、その時期までに様々な動作を経験し、運動神経を高めることがとても大切になります。

運動神経を高めるためのポイントとしては、体性感覚、前庭覚、視覚の3つが挙げられます。
体性感覚とは、自分の体の状態を認識する能力のことを言います。ハグをして全身を包んだり、物を握らせたり、立たせたりということをすることで幼児の「自己所有感」を高めることができます。
前庭覚とは、三半規管や耳石と言われる部分のことで、頭部の傾きや加速感を感じる能力のことです。ベビーカーに乗せて移動したり、抱っこした状態でスクワットをしたり、高い高いをしたりすることで、上下左右・斜めの動き、加速感を体が認識しそうした前庭覚を鍛えることが出来ます。
視覚とは、視野の広さや距離感などを正確に認識する能力のことを言います。これも、ベビーカーや抱っこ、高い高いなど前庭覚上で感じた動きとリンクさせる形で視覚を鍛えることが重要になります。また、ここで気をつけなければいけないことはテレビやスマートフォンです。通常、人間の脳は目から入ってくる情報の中から必要なものだけを脳内を取り入れるようになっていますが、テレビ等自ら光を発する物による情報に関しては、必要か否か判別することが出来ず、全て脳内に入ってきます。その結果、脳はやがて思考停止状態となってしまいます。

以上のように、幼児期には沢山のものに全身で触れ、様々な動きを経験することで運動神経を高めることが出来ます。
また、今回の内容は幼児期に関わらず大人にとっても重要な内容となります。是非参考にして頂ければと思います!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次