食塩と死亡率の関係

今回は、食塩についてのお話です!

「むくみやすい」
「高血圧のリスクが高まる」

このようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
それらのテーマについて、エビデンス等と併せてお伝えしていきたいと思います!

現代の日本人の食塩摂取量は、だいたい10g/日と言われています。
1970年代における食塩摂取量は約14g/日であったため、減少傾向にはあります。
この背景には、かつては食材の保存のために食塩が使われていましたが、現代では冷蔵庫により食材の保存が可能となったなどということがあります。
しかし、WHOによる食塩の推奨摂取量は、6.0g/日程度であるため、依然として日本人の食塩摂取量は多いことが分かります。

では、食塩の過剰摂取によりどのような影響があるのかご説明していきたいと思います!

それはずばり…「死亡率」です。

食塩の過剰摂取は、胃がんや高血圧と相関関係にあるとされています。
食塩は、胃の粘膜を傷つけてしまい、それにより発がん性物質と触れ合う機会が増加してしまうとされています。
また、高血圧により脳卒中のリスクが増加すると言われています。
1日約2gの減塩により、2.1mmHgの減圧効果あったと報告されています。
これは、脳卒中による死亡リスクの減少を表しています。
イギリスでは、食パンに含まれる食塩を少しずつ減らして販売するという実験が行われ、死亡率が減少するという結果につながりました。

日本人、しょうゆや食塩そのもの、味噌など調味料から多くの食塩を摂取する傾向にあります。
また、調味料に関しては、摂取量そのもののみならず、その内容(マグネシウムなど他のミネラル含有量など)も意識することが大切です。

そして、食塩の過剰摂取は、むくみにも繋がります。前回のブログでむくみとは血管外の皮下組織に過剰に溜まった水分のことというお話をさせて頂きました。
食塩に含まれるナトリウムの過剰摂取により、細胞外液の量を増やしてしまうため、むくみに繋がってしまうのです。

以上のように、食塩の摂りすぎは、死亡率の増加やむくみを引き起こします。特に調味料の使いすぎには注意したいですね!

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