花粉症と栄養

今回は、花粉症と栄養についてです!

花粉症は花粉というアレルギー物質に対する過剰な抵抗反応の結果起こる炎症反応です。こうした炎症反応に対する栄養学的アプローチについて解説していきたいと思います!

結論から言うと、乳製品や小麦粉のようなアレルギー物質を含む食品は極力避けるべきと考えられます。乳製品はカゼインプロテインが、小麦粉はグルテンが、それぞれアレルギー物質とされています。(詳しくは乳製品や小麦粉についてのブログを御参照ください。)
これら、アレルギー物質は、リーキーガットという反応を引き起こすとされています。リーキーガットとは、小腸の粘膜を傷つけることでアレルギー物質を通してしまうという反応です。
中には、「リーキーガットの症例は少ないから気にする必要はない。」とする人もいますが、リーキーガットは遅発性、つまり蓄積型のアレルギーであるため、これらの摂取は控えるに越したことはないと考えられます。
このようなことを考えると、花粉症に限らず、風邪や身体の痛み、アトピー、その他アレルギーといった炎症反応全体の改善に繋がる可能性があると思われます。

また、オメガ6の摂取を抑え、オメガ3の摂取を増やすということも炎症反応を抑えることに効果的であるとされています。オメガ6であるアラキドン酸は体内でプロスタグランジンという物質に変わります。このプロスタグランジンが炎症物質であるとともに、痛みの閾値を下げる(つまり、痛みを感じやすくする)とされています。このプロスタグランジンの大量分泌を抑えてくれるのがオメガ3なのです。
そこで、オメガ3を含む、魚やあまに油はそうした炎症の抑制に効果的であると考えられます。
当然、オメガ6も大切な栄養素ではありますが、現代の日本人は過剰摂取気味であるため注意が必要です。

以上のように花粉症のような炎症反応に対し、栄養学的アプローチが可能であると考えられます。もしそうした炎症反応に悩まされている方がいましたらぜひ今回の内容を参考にして頂ければと思います!

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