満腹感とは?☆

今回は、満腹感についてのメカニズムについてお話していきたいと思います!

満腹感は、胃がふくれるということ、そして血糖値があがるという2つの条件がそろうことで感じることが出来ます。

胃の働きが正常に保たれていることにより、迷走神経という神経が働き、脳に満腹感を伝えてくれるのです。
よく「炭酸水を飲んで満腹感を得よう!」と言われたりもしますが、これは炭酸水によって胃をふくらませることで迷走神経を働かせ、満腹感を得ることが目的となっています。

食欲をコントロールするために必要なホルモンとして以下のものが挙げられます。
まずはインスリンです。インスリンは血糖値が上昇すると膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるホルモンです。
次は、レプチンです。レプチンは、脂肪細胞から作られ、インスリン分泌時に共に分泌されます。
コレシストキニンやペプチドYY、GLPー1といったホルモンも食欲コントロールに重要だとされています。これらのホルモンは、消化管に食べ物が入ったタイミングで分泌されます。炭水化物、脂質、タンパク質に反応すると言われています。咀嚼回数も重要だと言われています。
そして、前回お話ししたセロトニンです。これは「幸せホルモン」とも呼ばれ、脳にはたらきかけることで満腹感を感じることが出来ます。
最後に、ヒスタミンです。ヒスタミンは咀嚼することで分泌され、固形物を食べた方が満腹感を得やすとされています。
このようなことから、炭水化物を中心に、血糖値を適切に上昇させることで、インスリンを分泌させたり、同時にレプチンを分泌させたりすることが食欲コントロールに重要だと考えられます。

また先述した、「迷走神経」は主に副交感神経によって構成されています。ストレスを抱えている時に過食してしまうケースが多いのは交感神経優位になってしまい、食欲コントロールが出来なくなってしまうからということが原因の一つとして考えられます。

以上のように、満腹感を得るためには、胃をふくらませるとともに、血糖値もある程度上げる必要があります。
やはりバランスのとれた食事が何より大切になりますね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次