人工甘味料との付き合い方
人工甘味料を使用することによって、低カロリーでありながら、甘さを感じることができます。よく砂糖の代替品として使用され、減量をしている人が甘いものを食べたい・飲みたい時に使用したり、人工甘味料を使った製品を利用したりすることもあります。
しかし、一部の研究では、人工甘味料の摂取と肥満、2型糖尿病、心血管疾患のリスクとの関連が指摘されています。
その原因として、人工甘味料が脳における食欲調節メカニズムに影響を及ぼす可能性が挙げられています。
本来、我々が甘いものを食べると血糖値が上がり、幸せホルモン「セロトニン」などが分泌されることで満足感を得ることが出来ます。しかし、人工甘味料では、血糖値は上がりません。つまり、先程述べたような満足感を得にくいということが考えられます。
また、一部の研究では、人工甘味料の消費が腸内細菌叢にも影響を与え、代謝や免疫系に変化をもたらすという可能性が示唆されています。
次は、そのような人工甘味料における添加物による影響について考えていきたいと思います。
1つ目は、アレルギー反応です。特に食品の添加物に対し、アレルギー反応を示すことがあるとされています。
2つ目は、過敏性の反応です。一部の人は、頭痛や消化不良など添加物に対して過敏性の反応を起こすことがあるとされています。
3つ目は、神経に対する毒性です。1部の研究では、添加物が神経系に悪い影響を与えることがあるとされています。
あくまで人工甘味料は化学物質です。
健康においては、人工甘味料の摂取量や個々の体質により、影響は変わってくると考えられます。バランスの取れた食事や生活習慣が基本となります。人工甘味料はカロリーコントロールなどの面で利点はありますが、適度な摂取と個々の体調への注意が必要です。
また、冒頭でも述べたように人工甘味料は、血糖値を上げないため満足感を得にくいです。
その結果、甘いものを食べすぎてしまうと言うことも考えられます。
「カロリーを抑えてくれるから人工甘味料は健康にいい」と思う人もいるようですが、実はこのような問題もあるということを理解して頂けるといいかなとおもいます!
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