ボディイメージ、知ってますか?

「ボディイメージ」という言葉を聞いたことあるでしょうか?

このボディイメージは人間にとってとても大切な要素になってきます。今回はそんなボディイメージについてのお話です!

ボディイメージとは簡単に言うと身体意識の事で、自分の身体に対するイメージ像です。つまり、ボディイメージと実像のズレが少ないほど自分が思った通りの動きを行うことが可能となるのです。運動パフォーマンス向上のためにはボディイメージをより鮮明にする必要があるのです。

このボディイメージの情報源としては、身体の大きさ、輪郭、位置、関節角度、筋肉の収縮度合いなどが挙げられます。
これらの情報を感じ取る感覚の中で特に重要になってくるのが、触覚・前庭覚・固有覚・視覚の4つです。それぞれの感覚について解説していきます。
触覚では、自己の重さや形を認識します。特に乳幼児期の哺乳活動や身体運動により形成されます。
前庭覚では、身体の傾きや加速を認識します。
固有覚では、関節の角度や筋肉の収縮度合いを認知します。これらは、触覚や前庭覚をもとにして決定されます。
視覚は、空間内座標や視空間認知に働きます。例えば、久しぶりに小学校に行って教室や机が小さく感じるのは、身体が大きくなったことでボディイメージが変化したからと言えます。

このような感覚が不足してくるとボディイメージは低下してきてしまいます。そうすると、他の感覚を使って自己認知を行おうとします。中でも、感覚器であるとともに運動の実行器でもある固有器が使われやすくなります。このことから、感覚が不足することで、筋肉の過緊張が起こる可能性があると言われています。

以上をまとめると、ボディイメージが低下すると運動の制度が低下したり、視空間認知の低下により物との距離感や位置関係を捉えにくくなったり、痛みが増大したりということが考えられます。これらを通して、不安感や自己肯定感の低下に繋がる可能性もあると考えられています。

それぞれの感覚についての具体的なお話についてまたお話出来ればと思います!

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