スクワットで手は前に出さないで!

今回は、SNSなどで流れているスクワットのフォームについてのNGポイントを高齢者の方の特徴も踏まえお話していきます。

前回までのブログでは、高齢者の方のトレーニングについてお話してきました。その中で、「スロトレ」について、介護予防を目的とする中でつまずいてしまった際に転ばないようにすぐ次の脚が出てくるためには伸張反射が必要であり、そうしたことを考えるとむしろ素早い動作を行った方が有効的であるということをお話しました。
今回もそれに引き続き、スクワットのフォームについて高齢者に限らず全ての人が注意すべきポイントとなりますのでぜひご覧ください。

よくSNSなどを見ていると、「スクワットをやる時手は前に伸ばして行いましょう。」とするものを多く見ますが、この指導には疑問が残ります。

支持基底面(身体を支えるために床と接している部分を結んだ範囲)に対して重心が高い方が振れ幅が大きく推進力は生まれやすくなります。一方、重心が低いと振れ幅が小さくなるため安定感が増すため、レスリング選手や相撲取りは重心を低くして競技を行います。
高齢者の場合も足腰が弱くなるにつれて重心を下げて安定性を高めようとします。このような状態だと骨盤は後傾し、後ろ重心となり前方への移動が苦手になってしまいます(イメージは腰が曲がった高齢者。もちろん元からの姿勢不良も影響します。)。
こうした人に対してスクワット時に手を前に出させてしまうと、前方に傾いてしまわないように骨盤はより後傾位になります。するとどんどん重心は後ろに下がり、より姿勢も丸くなっていってしまいます。
こうしたことを考えると高齢者に限らず、デスクワークなどにより骨盤後傾位となっている人が多い現代でそのような手を前に出すスクワットはリスクが大きいのではないかと考えられます。

以上のように、スクワットは下半身の筋力を強化できるとても良い種目ではありますが、やり方ひとつで大きな影響を及ぼします。
ただ鍛えるだけでなく、姿勢などとの関連についても考えていきたいですね!

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