知っておきたい「タンパク質」のこと

「タンパク質はダイエットにいい。」、「筋肉をつけるためにはタンパク質が大事。」
このような言葉を皆さんもなんとなく聞いたことがあるかと思います。

今回は、そんなタンパク質について詳しくお話していきたいと思います。

タンパク質は、炭水化物・脂質とともに、「三大栄養素」と呼ばれ、筋肉のみならず、髪や肌、爪なども構成する非常に人体にとって需要な栄養素となります。

アミノ酸の集合体がタンパク質であり、アミノ酸は20種類存在します。
このうち9種類が体内で合成することのできない「必須アミノ酸(EAA)」であり、残り11種類が体内で合成することができる「非必須アミノ酸」となっています。

特にこの体内で合成することの出来ない必須アミノ酸は、食事から積極的に摂取する必要があります。中でも、日中には幸せホルモン、夜には睡眠ホルモンに変化するトリプトファン、身体の成長に大きく関わり成長期の子どもに特に大切なリジンは非常に重要な必須アミノ酸です。
ボディメイクには、特にバリン、ロイシン、イソロイシン(合わせてBCAAと呼ばれる)という必須アミノ酸が関わってきます。

タンパク質は、大きく動物性と植物性に分けられます。
動物性の方が植物性より吸収速度が速いという特徴があります。
WHOのガン専門期間であるIARCは、赤身肉や加工肉の発がん性を認めており、ハムやベーコン、そしてダイエットしている多くの人が知っているサラダチキンなども過剰摂取には注意したいところです。

ほとんどの方が聞いた事があるであろう「プロテイン」。
よく、「プロテイン飲めば筋肉付くんでしょ?」などと聞かれることがありますが、プロテインとは単なるタンパク質のことで栄養補助食品であり、そのような薬のような役割はありません。
筋肉をつけるため、ダイエットするためにプロテインを飲む方も多いかと思いますが、それはやはりしっかりトレーニングを行った上での摂取によりその効果を実感できるでしょう。

また、タンパク質は胃→膵臓→小腸という流れで分解・吸収されるため、過剰摂取することで内蔵に負担がかかることが考えられますが、厚生労働省は明確なデータはないとしています。
いずれにせよ、体重×4倍以上gといった限度を超えたタンパク質の摂取は避けるべきと思われます。

以上のように、タンパク質はボディメイクや美容などに欠かせない栄養素となっています。
しかし、その摂取源、過剰摂取には注意する必要があると考えられます。
何事もバランスが大切ですね!

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