スウェイバックに悩むあなたへ

「スウェイバック」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。
これは姿勢不良の一種であり、「何となく聞いたことあるけど何かは分からない」、「スウェイバックだと言われたけど良くわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなスウェイバックについて、そもそもどういう状態なのか、どのようなアプローチが考えられるのかについてお話していきたいと思います!

スウェイバックとは、頭部前突(ストレートネック)、胸椎後湾(腰椎は過伸展ぎみ)、骨盤前方スライドなどといった状態が起こっている姿勢のことを言います。

一般的な反り腰との違いとしては、骨盤が中間位〜後傾位(反り腰は骨盤が過前傾で大腿骨頭上で寛骨が前側に傾いている状態)である、股関節が伸展位(大腿骨頭を前方に押し出している形となる)などが挙げられます。

スウェイバック時に緊張もしくは短縮している筋肉として、胸鎖乳突筋、僧帽筋、大胸筋、小胸筋、内腹斜筋、ハムストリングスなどが挙げられます。

起こりうる問題としては、股関節前方不安定症、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)、肩インピンジメント、脊柱管狭窄症などがあります。

可動域が低下している動作としては、肩甲骨内転・後傾、肩外旋・挙上、股関節屈曲、胸椎伸展、腰椎後湾が考えられます。

アプローチとしては、よく各関節可動域の改善を目指そうとする動きがよく見られますが、そうしたことを目的とするというよりも、身体のバランスなどを調節するという意識が大切であると考えられます。
スウェイバックに限らず、姿勢不良のほとんどが部分的な問題ではなく、複合的に起こっているからです。
こうしたことを考えると、眼球や前庭へのアプローチが大切になります。
例えば、加速やジャンプを取り入れたトレーニング、ローリングや四つん這いの動きを取り入れるといったことが挙げられます。

当然、特定の部位に対するリリースやトレーニングが意味が無いと言うことではなく、それは手段に過ぎないということです。

身体作りにおいても物事の根本を捉えるということが非常に重要になってきますね!

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