寝起きが悪い時は…

前回より、レム睡眠とノンレム睡眠についてお話してきました!
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があり、約90分周期で入れ替わっているなどということをお話しました。今回は、そうした睡眠についてさらに見ていきたいと思います!

「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。これは、睡眠中に呼吸が低下したり、止まったりする病気で約200万人が患っているとされています。こうした睡眠中の呼吸停止はノンレム睡眠の第3段階および第4段階のタイミングで多く発生すると言われています。本来睡眠が深くなるタイミングで呼吸が止まってしまうことで脳が刺激を受けてしまい、休むことはできません。その結果、日中の眠気や仕事の能率低下などの原因となることも考えられます。睡眠時無呼吸症候群になると、とかに深い睡眠である第3段階および第4段階が現れなくなってしまうことがあります。

次に歯ぎしりについてです。睡眠中の歯ぎしりの80〜90%はノンレム睡眠(第1段階および第2段階)で発生し、10%前後がレム睡眠で発生すると言われています。ほとんどがノンレム睡眠からレム睡眠へと移行するタイミングで発生することから、睡眠中の一時的な脳の覚醒に伴う現象と考えられています。

レム睡眠は一番最初が最も短く、そこから山が来る度に時間は長くなります。これは、身体が起きる準備をしているということです。「寝起きが悪い」という人はレム睡眠ではなく、ノンレム睡眠の時に起きてしまっていることが考えられます。

睡眠と眼球運動についてですが、ノンレム睡眠時、眼球は上転状態となっています。つまり、ノンレム睡眠時にまぶたを開けてみると白目になっています。レム睡眠時は急速運動を行っています。つまり、上下左右の動きを眼球が活発に行っているためやはり脳は機能しているということになります。

以上のように、レム睡眠とノンレム睡眠とでは状態が全く異なります。目覚めが悪いと感じることが多い人は、睡眠時間を調整してみるのもひとつの方法であると考えられます。

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