くびれの作りかたをプロが解説!

今回は、前回に引き続きくびれを作るための解剖学的アプローチについてお話していきたいと思います!

前回のブログでは、くびれを作るために肋骨と腹圧がポイントになってくるということをお話してきました。今回はさらにそこを深堀していきたいと思います!

肋骨が開かない、閉じていくために呼気に合わせて徒手的に肋骨を閉じていくという方法をよく見ますが、それだけでなく、ポイントとなってくるのは肋骨は脊柱との繋がりがあるということです。つまり、脊柱の可動域が無ければ肋骨を閉じるということはかなり難しいでしょう。

次は、腹圧についてです。くびれと骨格筋という関係について考える際、その筋肉の収縮により肋骨が閉じていく方向に動くものを探せば良いということになります。つまり、肋骨から骨盤に付着している筋肉を考えれば良いということです。すると、腹直筋や外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋といった筋肉が挙げられます。これらの筋肉の付着を考えた際、深層にあるものから順に、腹横筋、内腹斜筋、腹直筋、外腹斜筋となります。くびれを作るためには筋肉がより骨盤の内側に向かって収縮していかないと肋骨は閉まっていきません。つまり、より深層にある内腹斜筋と腹横筋が肋骨を閉めていく働きをすると考えることができます。また、特に腹横筋に関しては、その付着により、収縮するとより内側へ締め付けていくように働くことが分かっています。よく、腹横筋の筋出力が高まることで、コルセットのようによりお腹を締め付けるように働くと言われています。

以上のように、くびれを作るためには内腹斜筋と腹横筋が重要であると考えられますが、内腹斜筋には同側側屈、同側回旋の働きがあるため、例えば右の内腹斜筋を鍛えたいと思ったら右側に側屈しながら右回旋するという動きを負荷を乗せて行えば良いということになります。
また、腹横筋のトレーニングとしてはよくドローインが挙げられます。つまり、呼吸がとても重要となってくるのです。腹式呼吸を行い、横隔膜をきれいに収縮させることにより肋骨は閉じていく方向に動くと考えることも出来ます。

以上がくびれを作るための解剖学的な考え方になります。大切なのは、「何を行えば良いのか」ではなく、「どうすればくびれが作られるのか」を理解することかなと感じています。そうした理論的なポイントを抑えることでより実践にも活かすことができるでしょう!

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