太りやすい体質って存在する??

よく「自分は太りやすい」「食べても食べても太らないんだよね」という体質について耳にしますよね。

当然その人の内蔵レベル、睡眠時間、ストレスなどによっても大きく作用しますが、今回は遺伝子との関係についてお話していきます!

実は、遺伝子によってその人が太りやすいのか痩せやすいのかということは実際あるのです。
それが、倹約遺伝子というものです。これは摂取したエネルギーを最大限吸収し、消費するエネルギーを最小に抑える目的のために変異したと考えられる遺伝子の総称です。

なぜ、このような働きが起こるかと言うと、飢餓の時代に効率よく食べたものを皮下脂肪として蓄える目的があったのです。その時代の遺伝子を飽食である現代でも受け継いでいるということです。
この倹約遺伝子について具体的に見ていきます。

1つ目は、β3アドレナリン受容体です。この受容体はホルモン感受性リパーゼを促進、つまり脂肪の分解を促進します。これに変異が起こるため脂肪の分解が抑制されてしまうのです。3人に1人において変異が起こっているとされています。

2つ目は、脱共役タンパク質(UCP1)です。UCP1は、褐色脂肪細胞の中にあり、エネルギー燃焼をさせると言われています。糖質の摂取により積極的に発動するともされています。これに変異が起こるため、消費カロリーが少なくなってしまいます。4人に1人が変異を持っていると考えられています。

よく、コンテスト選手が増量や減量において、この食品は合う、この食品は合わないということを耳にしますが、これも遺伝子の変異ということが理由のひとつとして考えられます。

以上のように、ダイエットのために食事を頑張って、理論上は痩せるはずなのになかなか結果が出ないというケースがあります。こうした方にヒアリングを進めていくとこのような遺伝子変異が原因と考えられる場合もあります。
もちろん理論にのっとって食事を進めていくことがベースにはなりますが、その上で自分に合う食品、合わない食品を見分けていくことも大切なのではないかと考えます!

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