骨盤と姿勢の関係について

今回のブログでは、骨盤についてのお話をしていきたいと思います!

骨盤と言うと、「骨盤という骨がある」と思う方も多いみたいですが、骨盤という名前の骨は存在せず、複数の骨から構成されるものが骨盤なのです。

骨盤を構成する骨としては、仙骨・尾骨・左右の寛骨(腸骨、座骨、恥骨を総称したもの)となっております。

よく、「骨盤が後傾していて体が丸まっている」、「骨盤が前傾しすぎて反り腰になっている」ということを耳にすることがあるかと思います。
この骨盤の前傾、後傾が具体的にどういった状態なのかお話していきたいと思います。

まず、「中間位」と呼ばれるポジションがあります。これはその名の通り、前傾位でも後傾位でもないニュートラルなポジションのことです。
中間位と呼ばれるポジションは第10肋骨とAS IS、そして恥骨結合が一直線上にあります。
ASISというのは、上前腸骨棘のことでいわゆる「腰骨」のことです。

このASISが恥骨結合よりも前に出ている状態が骨盤前傾位であると言われています。
逆に恥骨結合がASISよりも前に出ている場合、骨盤が後傾していると言います。

骨盤には男女差も存在します。
女性の場合、出産のために伸縮しやすい構造となっており、横に広い丸みを帯びた形をしています。こうした特徴もあり、よく「出産したあとに骨盤が歪んでしまった」ということがあるのです。

逆に男性の骨盤は女性と比べると横幅は狭く、縦長の形状となっています。

こうした骨盤の男女差と「尿漏れ」も関係があるのです。
なんとなく尿漏れと聞くと女性の方で悩まれている方が多いというイメージを持たれるかと思います。
これは「蓋」の役割をしている骨盤底筋が関係しているのです。この骨盤底筋が出産により緩むことで尿漏れを起こしやすくなってしまいます。
このほかにも加齢に伴う筋力低下や体重による重力が尿漏れの原因として挙げられます。

今回は骨盤についてのお話をしてきました。
骨盤を安定させたりその付近に付着する筋肉を強化することで姿勢や疼痛改善に大きな影響を及ぼすでしょう。

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