膝の内側が痛い方へ

前回のブログより、膝疾患についてのお話をさせて頂いております!

前回は腸脛靱帯炎についてお話しました。
前回の内容を簡単にまとめます。
腸脛靱帯炎とは簡単にいうと膝の外側痛で、腿の外側にある大腿筋膜張筋や腸脛靱帯、外側広筋などが緊張していることが考えられます。これらの筋群をリリースすることで少しは疼痛が改善することはあり得るでしょう。しかし、これはあくまで対処療法でしかなく、大切なのはなぜその痛みが起こってしまっているのか、その根本にアプローチすることです。

今回は、鵞足炎についてのお話をしていきます!
鵞足とは、縫工筋・半腱様筋・薄筋という3つの筋肉の停止部であり、形が鵞鳥に似ていることから鵞足と名付けられました。
場所は膝の内側にあるため、鵞足炎というと膝の内側痛ということになります。

原因としては、先ほど述べた3つの筋肉(縫工筋・半腱様筋・薄筋)いずれかの炎症ということが考えられています。
つまり、この3つのうちどの筋肉が炎症を起こしているのかということはこれらをそれぞれ伸長ないしは短縮させながら力を発揮させてどの動きで痛みが出るか確かめれば良いということになります。基本的には伸長させた方が簡単にチェックできるかなと思います。
以下に、縫工筋・半腱様筋・薄筋の伸長方法をまとめます。

縫工筋…股関節の伸展および内旋
半腱様筋…膝の伸展
薄筋…膝伸展位での外転

上記の方法でそれぞれの筋肉を伸ばした際に疼痛が出だ場合、その筋肉が原因であると推測することができます。

原因であると考えられる筋肉はリリースの対象となります。

しかし、前回の内容とも重なってくるところではありますが、なぜその筋肉が炎症を起こしているのか考えることが大切です。

例えば縫工筋が原因であるとされた場合、日常的に股関節が屈曲位となったまま負荷のかかる状態が続いているということなどが考えられたりします。

筋肉単体にアプローチしていくだけでなく、その根本となる姿勢などに目を向けていくことが大切になるでしょう!

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