腸内細菌、意識してますか??

お腹の張りやガスの発生、便秘・下痢、胸焼けなどでお悩みの方も少なくないと思います。
実はそれ、「SIBO」が原因なのかもしれません。
そんなSIBOについて、複数回にわたってブログでご紹介していきたいと思います!

SIBOとは、小腸内細菌異常増殖症や小腸内細菌増殖症と言われ、本来腸内細菌は大腸に最も多いはずですが、その腸内細菌が小腸にて異常に増殖した状態のことを言います。こうした小腸における腸内細菌の増殖により水素ガス・メタンガスが発生し、先程述べたような症状が起こってしまうのです。

腸内細菌について、もともと胎児の時は無菌状態であると言われ、そこから出産で産道を通ることで細菌に初めて出会うとされています。このようにして出会った細菌が赤ちゃんの中に定着していき、腸内細菌となると言われています。さらに、成長過程にて様々なものを口にする際、その口にするものにも菌が含まれているため、菌を直接的に取り入れることでも腸内細菌が定着します。

腸内細菌の定着について、生後10ヶ月には腸内細菌のバランスの9割が決まるとする説もあります。しかし、当然大人になってからも大切で、菌を取り入れてから2週間ほどで身体の中の腸内細菌バランスが変わると言われています。ですが、先程の説からも分かるように、大人になってからは腸内細菌の定着自体が難しいのでそれを取り続けることが大切であると考えられます。

腸内細菌の役割としては、脳機能の活性、短鎖脂肪酸の生成、ホルモンの生成の3つが挙げられます。脳機能について、腸内細菌が作ったものが迷走神経などを介し、脳に影響を及ぼすのではないかと言われると共に、腸内環境と精神状態との関係(腸脳相関)についても言われています。短鎖脂肪酸の生成については、身体の中に取り入れた食物繊維やオリゴ糖などを腸内細菌において発酵して短鎖脂肪酸を作り出すとされています。ホルモンについては、PYYやGLP_1という血糖値の急上昇や食欲を抑制するホルモンを生成します。

以上のように、腸内細菌は身体にとって非常に重要な役割を果たします。しかし、それは存在すべき場所に存在しなければなりません。
さらに具体的な内容について次回お話していきたいと思います!

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