脊柱の運動療法実践!

今回は、前回そして前々回のブログに引き続き、脊柱の具体的な運動療法についてお話していきたいと思います!

まず代表的な脊柱の可動性を出すための運動療法として、「キャットアンドドッグ」が挙げられます。動作はいたって簡単で、四つん這いとなって背中を丸めたり伸ばしたりしていく動きを繰り返していきます。その際の注意点を述べていきます。
まず背中を丸めていくときですが、目線をお腹の方に向けて頚椎(首)も曲げていくようにします。また、骨盤を後傾する(腰を丸める)ためにおしりの穴はキュッと締めるように意識しましょう。このように頚椎から胸椎、そして腰椎まで脊柱全体を丸くするように意識することが重要になります。
次に背中を反って行く時の注意点ですが、これも先程と同じように頚椎も伸展(反る)するように意識します。しかし、ここが難しいポイントで頚椎だけを伸展させようとすると胸椎と頚椎の移行部だけが伸展されてしまう形となるのため胸椎の伸展方向に合わせて頚椎も伸展させていくことが大事になります。
このキャットアンドドッグは、脊柱全体の屈曲・伸展動作になりますが、特に胸椎を意識した動きとなります。

次に、特に腰椎部に意識をおいた種目をご紹介していきます!
まず、腰椎を屈曲(丸める)動作メインの種目ですが、仰向けになった状態で両脚を上げて合わせた状態で振り子のように左右に振っていきます。左右に振っていくときに、肩も一緒に回ってしまうと頚椎部の動きがより大きくなってしまうため注意が必要です。
次に腰椎部伸展(反る)動作メインの種目ですが、うつ伏せになった状態で身体は地面に着けたまま片脚を斜めに上げていきます。この際、みぞおちあたりはしっかり地面に付けておかないと胸椎部の動きになってしまうため注意が必要です。また、股関節の動きが悪いと腰椎の動きではなく、股関節に意識がいきやすくなってしまうため股関節の柔軟性も併せてチェックしたいですね。

以上、3回にわたって脊柱の具体的な評価方法および運動療法についてお話していきます。
ここまで述べてきたように脊柱の湾曲は非常に重要な役割を果たします。
今回の内容が少しでも参考になると嬉しいです!

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