結局卵って身体にいいの?悪いの?

完全栄養食と呼ばれる卵について
「身体に良い」
「食べ過ぎはコレステロールが…」
ということがよく言われます。

今回からは、そんな卵の栄養について見ていきたいと思います!

Mサイズ1個(約50g)につき、6.2gのタンパク質が含まれています。
タンパク質については、身体作りをしている人なら言わずとも知れたとても大事な栄養素ですよね!
アメリカスポーツ医学会によると一般的な成人の推奨タンパク質摂取量は体重×約1g、スポーツ選手は体重×1.2〜2.0gとされています。
つまり、体重60kgの一般成人の方であれば一日60gのタンパク質摂取が推奨されているということです。この人がMサイズの卵1個食べると、推奨摂取量の約1/10のタンパク質を取れることになります。

また、卵はアミノ酸スコアが100の食品となっています。アミノ酸スコア100の食品というのは、9種類ある必須アミノ酸が全て基準値を超えている食品ということになります。
その他、卵1個には、1日の推奨摂取量のうち、鉄が13%、ビタミンB2が19%、ビタミンB12が18%、ビオチンが25%、セレンが64%含まれているのです。
こうしたことからも卵は非常に豊富な栄養素を含んでいるということが分かりますね!

そして、卵を食べることのデメリットとしてよく懸念されているのがコレステロールです。
卵1個には、210mgのコレステロールが含まれています。
コレステロールというと悪いイメージが強く持たれることが多いですが、細胞膜の形成やステロイドホルモンの材料、胆汁酸の原料、ビタミンDの前駆体、タイトジャンクション(小腸にてアレルギー物質を通さないように形成されている)の形成といった身体にとって必要な働きもしてくれるのです。
また、2015年以降、アメリカで正式にコレステロールの上限が撤廃されました。
さらに、体内のコレステロールのうち、80%は体内で生成され、残りの20%が外部から摂取分とされていることから、卵の摂取によりコレステロール血中濃度が上がるという科学的根拠はないのです。

次回のブログでは、さらにこうしたコレステロールについてのお話や調理法による吸収率の違いなどについてお話できればと思います!

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