ミネラルって何?

前回はビタミンについてお話してきました!

今回は同じく五大栄養素のひとつである「ミネラル」についてのお話です。
ミネラルは、体内でさまざまな重要な機能を果たしていますが、日本人にとって不足している栄養素のひとつと言われています。
これらのミネラルは、食事等を通してしっかり摂取する必要があり、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
厚生労働省が摂取基準を定めているミネラルは13種類あり、以下にそれぞれの特徴についてまとめていきます。

  1. カルシウム
    カルシウムは骨や歯の形成に不可欠であり、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。不足すると骨粗しょう症のリスクが高まります。小魚やほうれん草などからしっかりカルシウムを摂取することが重要になります。

  2. 鉄の多くは赤血球のヘモグロビンに存在し、酸素の運搬に関与します。そとため、鉄が不足すると貧血の原因となり、集中力低下、頭痛、食欲不振などを引き起こすとされます。動物性タンパク質やビタミンCと一緒に摂取することで吸収がされやすくなると言われています。
  3. マグネシウム
    マグネシウムは骨の形成に関わるとともに、神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも働きます。筋肉の弛緩にも寄与します。
  4. ナトリウム
    ナトリウムは体内の液体バランスを調整する働きがありますが、現代の日本人は過剰摂取の傾向にあります。摂りすぎるとむくみや高血圧、胃がんなどのリスクを高めるとされています。
  5. カリウム
    カリウムも液体バランスの調整に関与し、神経細胞や筋肉の収縮にも必要です。ナトリウムを体外に排出しやすくする働きもあります。
  6. リン
    リンも骨や歯の形成に関わりますが、過剰摂取になるとカルシウムの吸収を阻害します。インスタント食品や加工食品、肉類に多く含まれるため、過剰摂取には注意したいところです。

7. セレン
  セレンは抗酸化作用を持ち、有毒物質を無毒化する働きがあります。

8. ヨウ素
  ヨウ素は甲状腺ホルモンの一部であり、代謝調整と正常な成長に必要です。

9. 亜鉛
  男性ホルモンの生成に必要で、ボディメイクにはとても重要なホルモンです。
  また、免疫システムや味覚にも関わります。 

10.クロム
  糖質や脂質の代謝に関わり、インスリンの働きを活性化します。

11.銅
  エネルギー生成や鉄の代謝、神経伝達物質の産生、活性酸素の除去などに働きます。

12.モリブデン
  糖質や脂質、鉄の代謝に関わります。銅の排泄にも働きます。

13.マンガン
  骨の形成に関与します。抗酸化作用もあります。

以上のように、ミネラルは健康にはもちろん、ボディメイクにも非常に大切な栄養素となります。
これらのミネラルを摂取するためにオススメの食材は魚介類です。
バランスのとれた食事を摂り、必要なミネラルを確保して、美しい身体を作っていきましょう!

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