インナーマッスルってやっぱり・・・
「インナーマッスル」という言葉を聞き、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
「身体の奥深くにある筋肉」
「詳しくは分からないけどなんか大事そう」
「よく「鍛えましょう」と言われている」
といったことをイメージされる方も多いかと思います。
インナーマッスルが人の身体にとってとても大切であることに間違いありません。
では、インナーマッスルはなぜ大切なのかということについて、今回はそれぞれのインナーマッスルの働きという観点ではなく、運動が起こる仕組み・脳機能といった側面からお話していきたいと思います!
人間は四肢を動かす、つまり何か動作を行おうとする直前に、経験をもとに体幹のインナーマッスルなどが無意識に活性化し、身体を安定させています。
また、普通に立っている時でさえ、我々は重力に押し潰されないように筋肉が無意識に働いてくれています。
このように、過去の経験をもとに、運動が無意識のうちに行われ、姿勢が調整されていくことをプロアクティブコントロールと言います。
また、時々ちょっとした段差につまずいてしまうというような想定外・未経験の運動が起こった際、その情報がフィードバックとして脳に伝えられます。
このように、未経験もしくは想定外の情報が後から脳にフィードバックされることをリアクティブコントロールと言います。
このように、随意運動(意識して行う運動)は不随意的(無意識的)な姿勢の安定化があることによりパフォーマンスが発揮させるのです。
逆を言うと、このような不随意的な姿勢のコントロールがしっかり行われないことで姿勢が悪くなったり、運動のパフォーマンスが十分に発揮できないということが起こってしまうと考えられます。
姿勢不良やいわゆる「運動神経が悪い」という状況を改善するために、骨格や筋肉の強弱・量ばかりに着目されることが多いように感じます。
もちろんそれらが悪いという訳では全くなく、むしろそのような意識・改善は重要です。
しかし、それだけでなく、インナーマッスルを活性化させてあげることでそれが無意識的に働くことができるという力を育むことが同じくらい大切になってくると考えます。
以上のように、我々が姿勢を維持したり、パフォーマンスを発揮したりする際、不随意的な姿勢のコントロールは非常に大切になり、そのためにインナーマッスルは想像以上の重要性を兼ね備えていると思われます。
これからもボディメイクなどに関する情報はもちろん、こうした脳に関する情報や身体の根本についてなど発信していきたいと思いますので、ぜひご覧ください!!
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