あなたも坐骨神経痛かも??

前回より、坐骨神経痛についてのお話をしてきました。

前回のブログでは、坐骨神経痛とはおしりから足の裏にかけて感じる痛みや痺れ、麻痺などの症状のことであり、病名ではないということ、一部の人は坐骨神経が異なる通過をしていることがあり、それが坐骨神経痛の原因となるとよく言われるが近年の報告ではそれが全てイコールでつながるというわけではないということなどをお話しました。

今回は、坐骨神経痛の簡単なテスト方法についてお話していきます!

坐骨神経痛の有名なテスト方法として梨状筋テストが挙げられます。梨状筋テストとは、簡単に言うと梨状筋を伸ばす動き、すなわち股関節の屈曲・内転・内旋の動きを行っていきます。このような梨状筋を伸ばす動きを行った際に疼痛や痺れを感じると坐骨神経痛を疑います。

ラセーグテストも有名な坐骨神経痛のテスト方法です。ラセーグテストとは、いわゆるSLRです。仰向けになった状態で足を閉じ、膝を地面に押付けます。そして足関節は背屈させて片足ずつ伸ばしていきます。この際、坐骨神経痛の人は少し脚を挙げただけでも痛みや痺れを感じます。

その他の坐骨神経痛の診断としては、椅子に座った状態で足を挙げた状態で背中を丸めたり足関節の背屈運動を行うなどというものがあります。このテストでは、硬膜(脊柱を包んでいる膜)が短縮する方向に働くため坐骨神経を圧迫するということになります。

一般的には女性の方が男性よりも坐骨神経痛になりやすいとされています。この理由としては、女性の方が骨盤の形状的に股関節内旋位になりやすく、梨状筋などの筋肉が伸ばされる状態が長く続きやすい環境となってしまいます。こうした梨状筋の伸長により坐骨神経を圧迫するとされています。

以上のように、梨状筋が原因の坐骨神経痛では筋肉が伸ばされて神経を圧迫するということが考えられ、そうした動きを行い疼痛・痺れの有無を確認することで坐骨神経痛のテストとなることが考えられます。

次回は坐骨神経の分布、坐骨神経痛に対するアプローチなどについてお話していきます!

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